2019.01.29更新

下肢静脈瘤は下肢=脚の表在血管の病気であり、そこに血栓ができて炎症が起きる病態を表在性血栓性静脈炎と言います。言葉通り、殆ど全例で炎症を伴うことと、表在血管が筋肉に囲まれていないことなどから、この血栓が心臓や肺に飛んでいくことはまずないとされています。

しかし、当院でも時折遭遇するのが、この表在性血栓が脚の付け根などの深部静脈との合流部まで伸展しているケースです。この場合、もし血栓が深部静脈に顔を出していれば深部静脈血栓症として扱うべきです。海外の一部ガイドラインでは既に、合流部に近い血栓や長い距離に及ぶ血栓は、深部静脈血栓症に準じて抗凝固などの治療を開始すべきとしています。

下肢静脈瘤が命に関わるような危険な疾患でないのは真実と言えますが、100%全例に当てはまるわけではなく、危険なことが起こる可能性もあります。

数多くのいろいろな下肢静脈瘤患者さんを診させて頂いて感じるのですが、低侵襲手術が定着した現在、下肢静脈瘤のある方は、積極的な治療を考えられる方が良いと思っています。

お気軽にご相談ください。

投稿者: 千葉静脈瘤クリニック

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